元気の秘訣は歯の健康。

  

 先日、県からの要請のもと、さくら荘職員全員新型コロナウイルスの抗原検査を受けました。
 結果は、全員「陰性」!!よかったですぅ…。
 大丈夫であろうと思っていても、やはり怖いのは無症状での感染。知らず知らずのうちに周りの人にうつしてしまっている・・・高齢者が多くいらっしゃる所で勤務している方全員、このケースでのクラスター発生が一番怖いですね。
 今後も気を緩めず、職員全員で感染症対策を行っていこうと思います。


 健康でいるのが一番!そう感じさせられたここ一年。さくら荘では新たな取り組みを始めました。それは「歯磨きの介助の強化」です。

 口内が清潔に保たれていると、風邪などの感染症予防にもなるようです。また、虫歯の予防はもちろん、歯肉炎や歯周病の予防、さらに残存歯を守る意味でも歯の健康はとても大切になります。
 
 今までは、まずは、利用者さん自身で磨いてもらい、朝は夜勤明け者による仕上げ磨き、夜は夜勤者と遅番者での仕上げ磨きをおこなってきました。まぁ、利用者さん自身の歯磨きは数秒で終わる高速歯磨きですからね・・・(笑)仕上げ磨き必須です!!!しかし、50人全員の仕上げ磨きとなると、なかなか1人1人の歯と向き合う事が出来ず、実際歯肉の状態があまり良くなかったようです。

 そこで、思い切って1日の流れを変え、歯磨きに割り当てる時間を多くとることにしました。
 

 分かりやすくすると、平日は作業場で班ごとに朝の仕上げ磨きをします。そうすることにより、1人1人にかける仕上げ磨きの時間を多くとれますし、落ち着いた環境で歯磨きを行う事が出来ます。
 実際週に5日だけでもしっかり時間をかけて磨くだけでも、たった数日で歯肉の状態はとても良くなったと歯科医に褒められました。成果が出ることで、職員の意識も高まりますよね。

 さらに、以前歯科助手をしていた経験がある支援員の歯磨き介助のミニ講習を実施。(経験は決して無駄になりませんね~)
 
  

 口をうまく開けられない利用者さんに使用する器具の取り扱い方も教えてもらいました。この器具を使う事で、職員も指をかまれる心配もなくなりましたし、利用者さんの歯もよく磨けるようになりました。

 
 一日の流れをガラッと変えてしまいましたが、特に利用者さんの中で対応できずパニックになる方は思ったほどおらず(若干名おりましたが…)、一安心…。
 

 これからも自分の歯で、美味しくご飯を食べていきたいですね。

 それでは、また!!

 

2021年02月07日