10月20日（日）お天気にも恵まれて、澄んだ秋空のもと、さくら荘の運動会が行われました。さくら荘の利用者さんも高齢化しているため、毎年開催自体を検討するのですが、利用者さんの事を第一に考え、職員間での話し合いを重ね・・・・・・どうにかこうにか競技内容や時間配分などを工夫し、今年も無事（?!）開催することが出来ました。

　今年はプログラム№１に、「メイクアスローガン」という新しい競技を行いました。毎年さくら荘では運動会に向けて5枚の大きな模造紙にスローガンを作成して、会場に展示してあります。そのスローガンを今年は競技に盛り込み、当日競技内で完成させよう！というものです。今年のスローガンは「２０２０　躍進（やくしん）　しよう」です。これは軽作業班のＫさんが考えてくれたものです。新しい試みだったため、予行練習ではうまくまとまらず不安でしたが…。文字を貼る人、もみじやイチョウの葉を貼る人…それぞれが決められた役割を果たし、5枚のスローガンが見事に完成！！完成した物を見たときは、鳥肌が立ちました。想像以上に素敵な作品ができていました。実は、5枚の作品を横一列に並べると1枚の大きな作品になり、50名みんなが笑顔で運動会に参加している画が出来るのです。そんな画の様に、利用者さんの笑顔がいっぱいの運動会のスタートにふさわしい競技になったのではないかなと感じました。

　また、恒例のパンくい競争や大玉ころがし、玉投げでの陣地取り…などなど利用者さんだけでなく、保護者の方やご来賓、ご招待の方々にも楽しんでもらえる競技がたくさん。

　さらにお昼休憩を挟み、ラストの「みんなで踊ろう」は、今回、ドリカムの「あなたとトゥラッタッター」の曲でダンシング！！この曲は朝の連続ドラマ小説「まんぷく」の主題歌で利用者さんの耳になじみ深いこともあり選曲しました。振付けは職員作の完全オリジナル！みんなでたくさん練習しました。手首につけた装飾も手作りで、まさに渾身の一踊りとなりました。

　怪我をする人が出ることもなく、無事に終われたことがこの達成感を引き立ててくれています。協力していただいたボランティアの皆さん、本当にありがとうございました。

　また一つ行事が終わり、気づくと今年も残り2か月ほど…。早いですね…。ブログに載せたいことが溜まっているので、頑張って投稿します。飽きずにまた読んでください。

　それではまた！！

　

　しばらく更新ができず…。なんだかバタバタしておりました。

　たった今、台風19号が通過中で、外はものすごい暴風雨です。保護者の方々も心配されているかと思いますが、こちらは大丈夫です。安心してください。今のところさくら荘内では特に被害もなく、利用者さんも静かに眠りにつき、ほっと一息ついています。

　日中からプレイルームのＴＶでは台風情報が流れ、利用者さんの中には不安に感じられている方も中にはいました。電気、水道などのライフラインが止まると、いつもの日常生活を送ることが困難になり、焦りや不安、パニックなどを起こす方もいます。特に利用者さんの中には、「なんでこうなったのか」を理解できない方も多いため、「普段と違う」という事実だけで赤信号が点滅します。そうなったときの対処やそうならないための環境づくり、言葉がけに気を付け、少しでも利用者さんが安心して過ごせるよう支援しています。

　障害をもつ方を在宅で介護されている方はより不安だと思います。見通しのつかない現状、ましてや地域の避難場所に避難しなくてはならない大規模災害…プライベート空間がなく、周りの視線や反応が気になる…災害が予測される時緊急で受け入れてくれる事業所も少ない…。不安でいっぱいだと思います。そういう時は不安をため込まず、周りにＳＯＳをだしましょう。きっと支えてくれる人がたくさんいると思います。さくら荘も、災害時の福祉避難所に指定されています。なにか小さなことでも支えになれればなと思っています。

　みんなで乗り越えていきましょう。何よりも今以上に多くの被害が出ないことを祈っています。

　それではまた！！

　朝晩、ひんやり感じることが多くなり、本格的な秋の到来を感じるようになりました。さくら荘の食事にも「梨」や「かぼちゃ」が登場する機会が増え、食欲の秋と言わんばかりに利用者さんの食欲を増してくれています。

　さぁ、今回はさくら荘の日常をご紹介したいと思います。ほぼほぼ毎日同じタイムスケジュールで回っているさくら荘。そのごくごく一部から、利用者さんの素顔を引きだし、UPしていこうと思います。

　今回のテーマは「まったり夜のプレイルーム」です。夕方の歯磨きから２１時の消灯までの時間、利用者さんは部屋でのんびり自分の時間を過ごしたり、プレイルームでみんなとワイワイおしゃべりしたり、TVを観たり…各々の時間を過ごしています。私たち支援員は多くの利用者さんが集まるプレイルームにいることが多いので、利用者さん同士の会話に耳を傾けたり、一緒にTVを観てあーだこーだ話したりしています。

　この日は日曜日ということもあり、TVの選局はもちろんちびまる子ちゃんからのサザエさん。サザエさんの最後のじゃんけんは利用者さんも一緒になってじゃんけんポン！！あまりにその場が一体化するため、私もつられて心の中でじゃんけんポン！しちゃいます（笑）そのあとは、バレーボール観戦！バレーボールは利用者さんにもルールが理解できるようで、日本に点が入ると大盛り上がり！！私たち支援員も一緒になって夢中になり、接戦の中の大事な場面で「今ここでトイレかよ？！」と、利用者さんに突っこむ場面もあったりなかったり…。

　また、この日１人の女性利用者さんの爪をおしゃれにかわいく仕上げてあげました。以前爪を自分でむしって出血させてしまうことがあったため、やめてほしいなぁと思ったことから始めたネイル。最近は以前に比べて意識的にむしることは減りましたし、何よりもきれいになった自分の爪を見て喜んでくれています。私が彼女を思いやったことで、彼女が喜んでくれることは、支援する中で最もやりがいがある瞬間だなと感じます。

　このまったりした夜の余暇時間を何事もなくいつも通り過ごせることが、利用者さんの良い睡眠につながります。毎日安定した日常を過ごせるよう、職員間での連携を密にし、安心して利用者さんに朝を迎えてもらいたいなと思う、今日この頃でした。

　またこうやって、さくら荘の日常をお伝えしていこうと思いますのでお楽しみに。

　それではまた！！

　秋空の中、先日9月12日にバス遠足に行ってきました。唯一、50名全員で外出する行事で、結構企画やら準備やら…大変でした。

　今回は、つくば市吉瀬にあります「フォンテーヌの森」さんにて、BBQを行いました！！ここは屋根もあり、万が一の天気でもBBQを実行できるため、雨天時の企画案を用意することなく済みました。とてもおしゃれな雰囲気の場所で、今風でいうと、「映え！！」なところでした。また手ぶらでBBQができるということもあり、食中毒の心配もなく安心して楽しめました。

　レンタルマイクロバスを含む計5台の公用車で出発！！片道1時間ほどと、距離的にもちょうどよかったです。距離が長いとお手洗い問題が発生するし、逆に短いと時間が余ってしまうのですが、そんなこともなく順調に目的地にとうちゃ～く！！

　そこからは各グループに分かれてBBQスタート！鶏手羽やフランクフルト、豚ロースやイカなどを本格的な炭火で焼きあげ、アツアツのままお皿へドンッ！！さくら荘厨房お手製の愛情たっぷりBIGおむすびと共にいただき、ボリュームも満点で、胃袋つかまれっぱなしの利用者さんでした。

　早めに食べ終えたグループは敷地内を散策。からっとした秋風も心地よく、開放的な自然を満喫しました。

　おやつにはかき氷！BBQ場の目の前の建物でかき氷を作ってくださり、各グループごとに受け取りに行きました。種類も10種類ほどあり、選ぶ時点でワクワク！受け取るとドキドキ！食べるとニコニコ！大満足でした。ちなみに職員分のかき氷は、桜井施設長のポケットマネーより、いただきました！ごちそうさまでした♡

　利用者さんも高齢化しており、一人一人に手がかかる時間も増え、なかなか50人全員で同じ場所に出かけることが難しくなっている現状、こうやって思い切って全員で出かけることで、さくら荘全体の団結力も感じますし、何よりも利用者さんの笑顔をみんなで共有できることがうれしいですね。

　今回お世話になった「フォンテーヌの森」さん。機転を利かせて様々なことに対応していただき感謝しております。本当にありがとうございました。

　そしてそして～さくら荘に戻ると、廊下やトイレがピッカピカ！！廊下のワックスがけとトイレの清掃のため業者さんがはいり、施工していただきました。きれいは気持ちいいね。

　その日の夜はみんなぐったりだったと思います。よく眠れたかな。

　それではまた！！

　甚大な被害をもたらした台風15号も過ぎ去り、未だライフラインが復旧していない地域も多い中、さくら荘は特に大きな被害もなくいつもの日常を過ごせております。

　台風当日、私はちょうど夜勤勤務だったのですが、その日の日中に日勤の職員が台風対策をとっておいてくれていた為、強風大雨の中台風に立ち向かうことなく、いつもの業務を遂行することが出来ました。鉄筋造りのさくら荘でさえも窓が大きく揺れ、ガタガタと常に大きな音を出していました。その割には利用者さんの様子も落ち着いていて、朝まで何もなく…。安心しました。

　もしも電気が止まってしまったらなんて考えると…………恐ろしいです……。この台風の被害で老人施設の入所者が熱中症で亡くなられたとのニュースを耳にしましたが、他人事とは考えられなく、心が痛みます。さくら荘の利用者さんの多くは、自ら水分補給をおこなうこと、涼しい環境をつくること、自分の体調を理解することが難しいです。非常食の備蓄があるとはいえ、多くのライフラインが止まってしまった環境で、５０名全員の安全を守れるか？今回の被害を教訓にし、今一度職員間で話し合う機会を設けられたらなと感じました。

　今回で多くの被害を受けた地域の方々が、1日も早くいつもの日常に戻れることを心から願っております。また、昼夜問わず復旧作業に追われている方々、そのご家族の方々には、うまく言葉に表せませんが、がんばって！の気持ちでいっぱいです。何よりもこれ以上の二次被害がでませんように…。心からそう思います。

　それではまた！！